相場参加者がコントロールできる要素とは?
- 2019.12.04
- 考え方
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相場参加者がコントロールできる要素とは?
- 資金投下率
- レバレッジ
- スプレッド比率
- リスクリワードレシオ
この4つです。これらは参加者側で選択や決定ができブレることがありません。
資金投下率
トレード1回あたりにどれくらいの資金を投じるか管理する事を指します。
資金管理とも呼ばれています。
レバレッジ
持っている資金より多くの通貨量で取引きすることを可能にする仕組みです。
厳密には違いますが、極端に言ってしまうとレバレッジ100倍で1万円を運用する場合、最大100万円を運用できます。
金額を聞くと驚く方が多いと思います。
この情報だけ見ると、失敗したら借金を負うなど間違ったイメージを連想しがちですが誤認です。
トレードはリスクの幅を自由に決められます。予め損失を限定できるのです。
例えば、資金1万円の内の200円にレバレッジ100倍を掛けて2万円として運用を行います。
2万円を使って取引きはするが、最大損失を1000円と設定するという事も可能なのです。
レバレッジは「少額でも投資できること」「投資効率が高まること」というのが本旨です。
資金を持たざる者にとって効率よくトレードする為の武器になります。
スプレッド比率
スプレッドとは通貨の売値と買値の差の事です。
取引きに掛かる実質的な手数料となります。価格差の幅は取引業者によって違います。
トレードに対して、スプレッドをどれくらいの割合までにするかというのがスプレッド比率です。
トレードの利幅が5しかないのにスプレッドが2あれば、利益は3しか残りません。
トレードの40%を手数料が占める事になり結果に多大な影響を与えてしまいます。
トレードの利幅が50でスプレッドが2の場合、割合は4%となり、結果に影響を与え辛くなります。
スプレッド比率は小さければ小さいほど良く、計画したトレードを実現し易くします。
リスクリワードレシオ
利益と損失のバランスを示す指標です。
(勝ちトレードの平均) ÷ (負けトレードの平均)= リスクリワードレシオと計算されます。
平均利益が2万円、平均損失が1万円の場合、2÷1=2。
リスクリワードレシオ2となります。
一見、数値が上がるほど優秀だと捉えがちですが、そうではありません。
リスクリワードレシオが良くても、勝率が低すぎると負けの方が大きくなり、
損益分岐を上回らないという事が起こります。
そして、相場にはリスクリワードレシオを良くすると勝率が下がるという性質もあります。
リスクリワードと勝率はトレードオフの関係性なのです。
ですので、通貨によって適切なリスクリワードと勝率を統計から探る必要があります。
勝率が下振れしてもイーブンになる様なリスクとリワードのバランスを探り、
相場で僅かに優位性のある(勝率が数%高まる可能性のある)箇所でトレードを仕掛ける事が必要です。