手法は何でも良いの真実
- 2019.12.09
- 考え方

トレードにおいて手法は何でも良いと耳にした事はありませんか?
これは紛れもない事実であり真実なのですが、捉え方を間違っている事が多々あります。
手法は何でも良いとは、勝てる手法なら何でも良いという意味ではありません。
”勝てる手法”という物が存在するのであれば、それを知っている人は皆一律勝ちトレーダーになっている筈です。
ですが世間では勝っているトレーダーは1割未満と言います。
この事からも分かる通り”勝てる手法”という物は存在しないのです。
つまり”聖杯”は存在しない。
相場は価格の上下2択で確率50%ずつです。
過去検証上、僅かにエッジ(優位性)があり、55%の確率で進む方向が当たっていたというテクニカル分析などは存在すると思います。
ただ、これは過去の出来事であり、これからの未来に通用する保証はありません。
未来の事が分かっているのならば資金を全て投入すれば良い話なのでが、それが分からないから投入しないしできない訳です。
幾ら過去検証を行い未来予測をした所で、確実にその通りになるという訳ではないので、そういった意味で手法(テクニカル分析)は何でも良いという訳です。
手法はあくまで買うのか売るのかの判断を後押しする為の道具でしかなく、資金を増加させることに対して相関性がないということです。
相場の流れはトレーダーに支配できる物ではありません。
トレーダーに支配できる要素は下記の記事で書いている4要素です。
これらの要素は資金増加に関しても相関性があります。
資金を増加させることと相関性のある要素に集中しトレードを仕事として捉えましょう。
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