裁量トレードと自動売買どちらが良いのか?

裁量トレードと自動売買どちらが良いのか?

トレードの種類

裁量トレードとは?

自身の判断に基づきトレードをすることです。

システムトレードとは?

予め決めた売買ルール通りにトレードを淡々と行うことです。

一応裁量トレードに含まれます。

自動売買とは?

システムトレードと同じく、予め決めたルール通りにトレードを行う点は変わりません。

これをプログラム化して自動で運用するのが自動売買です。

MT4というチャートアプリにEAというプログラムを設置して運用するのが一般的です。

裁量と自動売買どちらが良いのか?

結局のところ、どちらが良いのか?というのはトレーダー間で意見が大分違います。

ここでは私の考えを述べさせて頂きます。

裁量トレードは、その都度トレードの判断が変わります。

良く言えば柔軟に対応できる。悪く言えば一貫性がない。

つまり自分のジャッジがその結果に正しい影響を与えたのか否かデータが取れない訳です。

同じ相場という物は二度と来ることはなくケースバイケースであり、過去の経験に基づきジャッジを下すというのも考えとしては分かります。

ただ、予測のできない不確実な相場で、一貫した規律を持たずにトレードする事は、自身のメンタルが要因で結果が左右される危険性があります。

連敗すれば正常な判断ができないでしょうし、連勝しても正常に判断できない事もあるでしょう。

裁量トレードをするならばシステムトレードを採用して一貫した規律「ルール」を持った上でトレードするべきです。

しかし、ルールがあってたとしても、連敗するとルールを守れなくなる可能性もあります。

その対策として、システムトレードをプログラム化し自動売買に取引きさせるというのが私の最適解です。

自動売買であれば「ルール」を24時間実行できますし、資金のドローダウン(損失により資金が目減りする事)でメンタルがブレてルールを守れないという事もありません。

そして、自動売買のルールが過去の相場で通用したかどうかというバックテスト(過去検証)も行うことができます。

バックテストを取れば、トレードの『期待値』や年間のおおよその『試行回数』が把握できますので、ある程度の結果が予測でき、安心してトレードに臨むことができます。

自分の弱みは何なのか?を把握してトレードの種類を選択するのも1つの手です。

私の場合、データが出ていないものは取り組みたくない、熱くなりやすい性格、というのがあったので、データが出せて、自分でトレードしないので熱くなることもない自動売買がマッチしていました。

まず、自分がどの戦い方で相場に臨むのか決めてトレードをされてみてください。

裁量トレードに関する補足

恐らく、裁量トレードでも一貫したトレードは可能!よって過去検証も可能!という反論が出るかと思います。

そもそも、一貫したトレードをしているなら、テクニカルなり、時間指定売買なり、言語化可能な筈なのでシステムトレードにできていると思います。

システムトレードにできているならEAにすれば良いかと。

都度、オープンオーダー、オープンポジション、オーダーボリュームなどに時事ニュースを加えて総合判断して売買する、といった言語化できない様なトレード方法は裁量しかできないと思います。

これは過去検証できないから『期待値』としては算出できないですし、取り組むのが非常に難しい分野になります。

こういった『本当の意味での裁量トレード』が可能な方は尊敬に値しますし、自分は実行不可能なのでシステムトレードをやっています。

はっきり言いますが、私は凡人であるという自覚があります。
同じく裁量で利益を残せてない方は、システムトレード・EAトレードに振り切る方が結果が残せる可能性が高いです。

この記事を読まれる全ての方が利益を残せることを切に願います。